‘Comics’ カテゴリーのアーカイブ

BECK

2008 年 10 月 5 日 日曜日

BECK volume33 (33) (KCデラックス)

BECK

エディ・リーのストーリーをマガジンで読んで、彼がとても好きになった。
人によっては、変わらない事が長所と言うか美徳となる部分もあるけれど、(昔のまま、純粋なまま、とか)
どん底の人生を見た者にとっては、変われるという事。変わり続けられるという事はどれ程の救いであるか伺い知る事が出来る。
エディ・リーは変わり続ける事を選び、きっと自分でも思っていたより遠くまで、高く、心を解放する事が出来たのだろう。
最後の言葉で、そのような事を思ったりした。

インスピレーションに従って生きるというのは、その時の気分で生きる事とは違う。
自分の内面を裏も表も光を当て、見つめる作業。その上でもなお望むものと自分を取り巻く世界との調和を実現させる生き方。
自分の直感を信じる事は容易い事ではない。心は自分にさえ簡単に嘘をつくしね。自分を過信する事もある。
だけどそれらを超えて、
私もそう生きたいと思う。

打天楽

2008 年 1 月 26 日 土曜日

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打天楽
佐藤史生

ワン・ゼロの番外編とその他の短編。
佐藤史生の作品はどれも好きなのだけれど、どの物語でも特徴として、大人になろうとする子供と、大人になりきれない大人が描かれている。
駄目な大人のせいでしっかりした子供が育つ。と言えば聞こえが良いと言うかまとまりがあるけれど、それによって子供が負う負債は重い。けれど結局はちゃっかりと、したたかに生き延びる術を見つける子供達が好きなんだな。

GENTE

2008 年 1 月 18 日 金曜日

GENTE  1 (Fx COMICS)

「リストランテ・パラディーゾ」のサイドストーリー。
それぞれの事情、背景、孤独や葛藤。
それでも他人に手を差し伸ばすような人々が好きです。

リストランテ・パラディーゾでは、無口であまりどんなキャラクターなのか分かりづらかったオーナーのロレンツォが、奥さんと少しの時間でも一緒に過ごせるようにと心を砕いている様子が可愛らしい。

ふと思う。
何か良い事無いかな・・・という、良い事には2種類あって。
自分に都合のいい事と気持ちがいい事。
その違いは大きいかなとか、どちらが幸せかと考えてみると、
前者は決して満たされないかのような暗い深さがあるのに対し、後者は些細な事で手に入れる事が出来る上に満たされるのも簡単。
何か良い事無いかな・・・と思う人は、誰かを良い気持ちにさせる事で、自分もまた良い事がある事に気づくと良い。

へうげもの

2008 年 1 月 10 日 木曜日

へうげもの 1服 (1) (モーニングKC)

最近楽しみにしている漫画。

「侘び」「寂び」が悩ましい 主人公の古田織部のセコさと欲と情けなさ、がいい。
出来る男、的な部分はあるのに本人が全くそれを求めていないのか、気にも止めていないのが可笑しい。

織田信長に言わせた台詞で、
本当は全ての人とGive and Takeで付き合いたかった。
Give and Takeとは、「愛」だ。
という所があって、ここが特に好き。
本当にそうだと思う。

誰も寝てはならぬ

2007 年 12 月 12 日 水曜日

誰も寝てはならぬ 7 (7) (モーニングワイドコミックス)

誰も寝てはならぬ

サラ・イネスさんの前作「大阪豆ごはん」が好きだったので、この連載が始まったのは嬉しかった。
特にストーリーがあるわけではないのに、ゆるゆると続いて7巻目。
全てが、まぁいいか・・・とあきらめではないいい加減さに満ちていて、好き。

自虐の詩

2007 年 11 月 28 日 水曜日

自虐の詩 上巻 自虐の詩 下巻

昔読んだ時、不幸が好きな人間を面白可笑しく書いたものだろうかと思っていた。
幸せになりたくないとか幸せになるのが怖いとか、そういった事も含めて、
不幸が好きな人は居るものですが。
ストーリーは、駄目な男とそれをとことん許している女の話。
演歌的世界。

映画化されたもののレビューを見て、最後まで読んでいないかもしれないと思い出し、読んでみました。

4コマ漫画で、最後まさかそこにいくとは・・・思いもよらない展開。
読みながら、呆然とする。
書きながらきっと、作者も思いもよらない所まで運ばれてしまった感じがしたのでは無いだろうか。

その昔、ずっと若い時に読んでもこの気持ちは分からなかったかもしれないな。
最後に書かれている事は、私自身であり、誰もが心の奥底に持ちたいと願うものかもしれない。

私は薔薇

2007 年 9 月 1 日 土曜日

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私は薔薇 ココ・シャネルの秘密
高口里純

ココ・シャネルの
「服を作るのも香水を生み出すのも芸術ではない、一つの商売である」
という台詞。
近頃読んだ詩人の谷川俊太郎さんのお話で、
ともだちに誘われたから、それ以外にお金をかせぐ方法がなかったから、
でも、いつのまにか書くことでお金稼げるようになっちゃったから、そのまんま詩人になって、
字をたくさん書くのがいやだから詩にした・・・というのを思い出す。

人は何だかすごい人に対して高尚な物を求めるし、理想を押し付ける。
またその人もそのイメージに合わせた方が都合が良かったり楽だったりもするのだろうけれど、
プロフェッショナルな姿勢とそのものへの愛とを両立させる人はこんな風であるのだな、と。
人を感動させる物は、計算の上に成り立たない物であると人は思いたいのだけれど、
そうではないから面白い。
逆説の中に見える真理。

ラビット・ハンティング

2007 年 9 月 1 日 土曜日

ラビット・ハンティング 2 (2) (WINGS COMICS)

ラビット・ハンティング
TONO

子供時代のトラウマがらみの話。
読む人によっては嫌悪感があるかもしれないし、
また、経験者は目の当たりにする事の恐怖もあるかもしれない。
何年も忘れられなかったり、忘れた振りをして何年も生きてみたり、
あるいは思い出してそれに振り回されて生きて行く人も居る。

でもそれは、幸せにならない言い訳にはならないとこの頃思う。

恋とはどういうものかしら?

2007 年 7 月 14 日 土曜日

恋とはどういうものかしら? (Mag comics)

恋とはどういうものかしら?
単行本未収録作品24編

久しぶりに岡崎京子の漫画を読む。
出ていたのは知っていたけれど、手に取っては開けなかった。
岡崎京子をリアルタイムで読んでいた世代なので、はっきり言ってフラッシュバックを起こすような具合の悪さ。
体力気力が無いと読めない、か、もしくは周波数が合わないと読めない。
幸せでも読めないし不幸せでも読めない。内側からえぐられるような感じがする。いつも。

若い頃は自分が空っぽだと思うのが怖かった。
年をとって、埋められるのかと言えば、そんな事は無かった。
仕事で認められれば、お金があれば、友達がたくさん居れば、恋人が居れば、酒や薬があれば、埋められる類いの物でもないようだ。
自分の空虚さを埋めようと躍起になったからこそ、分かった事かもしれないけれど。

capeta

2007 年 6 月 20 日 水曜日

capeta(カペタ) 13 (13)